| ■ ID | 913 |
| ■ 種類 | 論文 |
| ■ タイトル | 表層堆積物の変形構造からみた深谷断層系綾瀬川断層北部の後期更新世以降の活動史 |
| ■ 著者 | 須貝俊彦
T. Sugai
東京大学大学院 水野清秀 K. Mizuno （独）産業技術総合研究所 八戸昭一 S. Hachinohe 埼玉県環境科学国際センター 中里裕臣 H. Nakazato （独）農村工学研究所 石山達也 T. Ishiyama （独）産業技術総合研究所 杉山雄一 Y. Sugiyama （独）産業技術総合研究所 細矢卓志 T. Hosoya 中央開発（株） 松島紘子 H. Matsushima 東京大学大学院 吉田英嗣 H. Yoshida 東京大学大学院 山口正秋 M. Yamaguchi 東京大学大学院 |
| ■ 出版元 | |
| ■ 出版年 | 2007 |
| ■ 誌名・巻・号・年 | 地学雑誌、No.116、No.3/4、394-409、200７ |
| ■ 抄録・要旨 | 本研究では深谷断層系綾瀬川断層北部を対象として、極浅層地下の変形構造を明らかにし、同断層の後期更新世以降の活動履歴を復元した。その結果、@綾瀬川断層北部は更新世後期に少なくとも２度活動したこと、A１つ前の活動の時期は７万年前頃であり、上下変位量は３m以上であったこと、B最新活動時期は15ka以降であり、上下変位量は４m以上であったことなどが明らかになり、綾瀬川断層北部の最新活動間隔は約６万年、平均上下変位速度は0.1mm/yrと推定された。一方、綾瀬川断層北部は深谷断層本体が活動したと思われる２万年前頃には活動しなかったこと、さらに綾瀬川断層北部の平均上下変位速度は深谷断層のそれの半分以下であることから、同断層は深谷断層とは別個の活動セグメントであると想定された。本研究によって深谷断層系本体の活動履歴が初めて具体的に明らかにされた。また、トレンチ調査が不適な都市域活断層の調査法として、小口径バイブロコアリングと地中レーダ探査を組合せた調査の有効性が示された。 |
| ■ キーワード | 深谷断層、地中レーダ、活断層、綾瀬川断層、変形 |
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